ハッシー、玉三郎と呼ばれた政治家

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橋本龍太郎は、その端正な顔立ち、ポマードで固められた髪、颯爽としたスーツ姿、ダンディ、紳士的な立ち居振る舞いで中高年女性に人気がありました。愛称「橋龍」をもっと大衆的に「ハッシー」と呼ぶ熱狂的なファンもいたくらいです。また、政界の玉三郎と称する人たちも出ました。

一方で、花街では最も嫌われている政治家としての名前もあがるなど、好き嫌いがはっきりと分かれていました。

政界では仲間、親しい友人を持たない孤独な面もあり、ポーカーフェイス、冷淡で気難しさも持ち合わせていたと言われますが、人のいないところでは涙を流し、情に厚い人だったそうです。そういう面が国民の、特に女性には感じ取れたのかもしれません。

外見のおしゃれな雰囲気がありながら、反面、皮肉屋な口調で冷たい雰囲気、それも当時の橋本龍太郎ファンには格好良かったのでしょう。メディアでは、政策批判と同時にその人気について多く取り上げられています。当時、政治家が女性ファンから支持されたというのは珍しいことでした。